2004年02月01日

【DevelopersSummit】二日目を振り返る

1月30日(金)に,翔泳社主催のセミナー「Developers Summit 2004」の二日目に参加した。

私が選択したセッションは以下のとおり。
・SOAの全体像と最新ロードマップ
・プロジェクト管理力を強化するための具体策
・XMLマスター対策講座プロフェッショナル編
・電子自治体共通化技術標準と人材育成
・Java開発環境の実際
・事例から見る『テスト駆動開発』導入の工夫
・オブジェクト脳のつくり方

・SOAの全体像と最新ロードマップ
Webサービスに関する話。
個人的に興味を持ったのは,「ダイナミック・バインディング」。
あるサービスが別のサービスを呼び出すとき,呼び出すサービスの種類に応じて接続方法を動的に切り替える技術だ。
呼び出すサービスの種類がWebサービスなら「SOAP」,ローカルのJavaBeansなら「スタック」,EJBなら「RMI/IIOP」。
Webサービスのインタフェース記述言語である「WSDL」は,呼び出しに使用する接続方式の指定もできる。「SOAP」限定ではないのだ。
B2Bを実現するのに必須な技術だろう。

・プロジェクト管理力を強化するための具体策
このセッションの話を聞いていて,「どこかで聞いたような・・」と思っていたら,私が以前購入した書籍「実践!プロジェクト管理入門」の著者が講師だった。
私は,今の日本のIT業界に必要なものは「プロジェクト管理力」だと思っている。
「Javaができます」とか「Oracleマスター持ってます」というのは,大した自慢にはならない。
特定の技術に依存しない,組織としての「プロジェクト管理力」をつけることが重要だ。
「プロジェクト力を強化する」というプロジェクトの実行にPDCAを適用する,という考えは参考になった。

・XMLマスター対策講座プロフェッショナル編
なかなか参考書籍が出ないので,受けずじまいになっている「XMLマスタープロフェッショナル」の話。
分かったことは,難易度が高く,一回は落ちる覚悟が必要だということ。かなり,幅広い知識が要るようだ。

・電子自治体共通化技術標準と人材育成
電子政府でも適用しているEAに関する話。
講師は,福岡の自治体の人。
J2EEを基盤技術として適用しているようだ。
EA適用の最大の理由は「全体最適」。各企業のIT最適化にも,EAは必須だと思う。

・Java開発環境の実際
Javaの開発に用いるツールというと,いろんな組み合わせが考えられる。
Java自体,ベンダ非依存の技術なので,各ベンダが競争していろんなJava関連製品を出している。
プロジェクトの案件ごとに最適な組み合わせを選べ,といった内容。
私は,あまり参考にならなかった。

・事例から見る『テスト駆動開発』導入の工夫
「テスト駆動開発」は,私自身,とても興味のある分野。品質保持には,必ず必要なものだ。
AntとJUnitを組み合わせれば,テストはほぼ自動化できる。バッチを組んで,夜間に無人テストも可能だ。
テスト駆動を導入すると,設計力が高くなると思う。私自身,まだ研究中だが,ぜひ実践したいと思った。

・オブジェクト脳のつくり方
講師の人が,関西人風のノリの人。
私自身,C言語からオブジェクト指向に移行したのだが,とっかかりはかなり難しかった。また,UMLもなかったので,イメージが非常につかみにくかった。
だが,今はUMLがあるので,イメージは随分し易くはなっているが,それでも移行できていない人が多い。
講師がいうには,「コンピュータへの置き換えを禁止」するのがポイントということ。
構造化手法の言語経験者は,すぐに「ソースコード」に置き換えようとするが,それが「オブジェクト指向移行への妨げ」になる。
私は,オブジェクト指向開発プロジェクトを経験できるような環境作りが重要だと思う。

今回のセミナーは,受講時間が各セッション45分か60分と短いように感じた。
セッションの数を減らしてでも,時間を増やしたほうが良いと思う。
また,事前登録が始まった時点で,内容が決まってないセッションがいくつもあった。申し込み後に決まったセッションで,聞きたいものもあった。
配布資料がないセッションもあり,正直,セミナーの運用に関しては不満点の多いものだった。
改善を期待する。


posted by yashawks at 22:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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